頭皮の皮脂は実は大切な味方だった!?
キューティクル先生の育毛シャンプー講座第2回は、頭皮の皮脂についてです。
テレビのシャンプーのCMなんかでは、あたかも頭皮の皮脂が原因で髪の毛に悪影響を与えているような感覚を植え付けています。
でも実際は、頭皮の皮脂は大事な味方だったんです。
髪の毛が抜け始めるとまず誰もが対策をとるのがシャンプーだと思います。
なんでか?
それは頻繁にシャンプーのCMが放映されていることから抜け毛や頭皮の悩みについては、シャンプーでなんとかなると思ってしまいがちだからです。
ですが、そこに市販のシャンプーで頭皮にトラブルが起こる落とし穴といえます。
シャンプーのCMでは、無意識のうちにドラマや映画の合間に繰り返しながれているCMで頭皮の皮脂が悪者、抜け毛の原因だと植え付けられてしまっているからです。
でもそれは、シャンプーメーカーがシャンプーを売るために植え付けたメーカー側の都合の良いイメージにすぎません。
実際は頭皮の皮脂は重要なものなんです。
皮脂がどんな役割を担っているかというと、皮脂腺から出た皮脂は汗と混じって皮脂膜となり薄いバリアーの膜を肌に貼ります。
この皮脂膜でおおわれた頭皮はバリアーの役割で保湿と細菌なんかの侵入を防いでいるんです。
そんな頭皮にとって大事な皮脂を市販の強力なシャンプーで根こそぎ落とすとどうなるか?
体は、頭皮のバリアーがなくなってしまったことを感知し、かえって頭皮を守ろうと皮脂を分泌しだすんです。
かえって頭皮が油っぽくなり、ベトベトするようになります。
ちゃんと洗ってないんだって勘違いしさらに洗うの繰り返しの悪循環になってしまうんです。
じゃあ洗いすぎが良くないからといって、かえって洗わずにいると頭皮に溜まった皮脂は酸化し刺激物に変わります。
洗わな過ぎると、酸化した皮脂が頭皮を刺激し、赤くかぶれ脂漏性皮膚炎になることもあります。
脂漏性皮膚炎がひどくなると昔の管理人のように、抜け毛がひどくなることもあるので注意が必要です。
重要なのは頭皮の皮脂を適度に残し余分な皮脂のみを落とすぐらいの洗浄力を持ったシャンプーを使うことなんです。
管理人が選んだ頭皮にとってほどよい洗浄力のシャンプーについては後の「育毛シャンプーの選び方」でお伝えします。
次のページは育毛シャンプーは髪の毛を生やすのか?について書きます。